宮城県南部の白石市は、伊達家家臣・片倉小十郎が築いた名城「白石城」を中心とした歴史と温泉が魅力の街です。かつては要衝として栄えたこの地には、江戸時代から続く武家屋敷や蔵が立ち並び、今もなお当時の面影を色濃く残しています。
そして、白石城は「続・日本百名城」にも選出されており、復元された天守や石垣からは城の美しさと戦略性を感じられます。
加えて、城から徒歩・車圏内には風情ある温泉宿やモダンホテルが多数あり、観光と宿泊がバランスよく楽しめるのも大きな魅力。
本記事では、白石城観光に便利な宿泊施設5選を、城までのアクセスと近隣観光スポット付きで紹介します。また、白石城の歴史と見どころ、モデル旅行プラン、周辺体験&グルメスポットまでを徹底ガイド。歴史・癒し・グルメを満喫する1泊2日の旅を提案します。
白石城観光に便利な宿泊施設5選
※:ランキングや表示順はむーちゃん独自によるもので公式なものではありません。
1. パシフィックホテル白石|アクセス抜群のシティホテル
ホテル名 | パシフィックホテル白石 |
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(読み) | ぱしふぃっくほてる しらいし |
特 色 | リーズナブルな料金、仙南地域のビジネス・観光の拠点。今ならワンドリンク1杯無料!(※アルコールも有) |
料 金 | 4037円~ |
住 所 | 〒989-0207 宮城県白石市堂場前45-7 |
電 話 | 0224-25-3000 |
FAX | 0224-25-3448 |
最寄駅 | 白石(宮城) |
アクセス | JR白石駅より徒歩1分/新幹線白石蔵王駅より車で5分/東北自動車道白石ICより車で10分 |
駐車場 | 有り 敷地内無料駐車場40台 (他、隣接駐車場有) ※但しトラック・バスは予約制※ 無料 |
投稿件数 | 1028件 |
★の数 | (総合): 4.00 |
白石駅から徒歩すぐという便利な立地にある「パシフィックホテル白石」は、モダンで機能性の高いシティホテル。観光はもちろん、ビジネス利用にも快適で、白石城を拠点に動きたい人にはぴったりの宿泊先です。朝食付きプランや連泊割引なども充実しており、短期・長期の両方に対応しています。
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🟠 白石城までのアクセス:徒歩約20分、タクシーで約5分
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🟢 近隣観光スポット:
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白石市歴史探訪ミュージアム(徒歩7分)
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城下町の蔵通り(徒歩圏)
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白石神社(車で8分)
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壽丸屋敷(徒歩10分)
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2. 白石温泉 薬師の湯|地元に愛される癒しの宿
「白石温泉 薬師の湯」は、観光客だけでなく地元の方にも親しまれている温泉宿。源泉かけ流しの大浴場や露天風呂で、ゆっくりと日頃の疲れを癒せます。和室中心の落ち着いた館内は、家族旅行やシニア層にも人気で、料理にも定評があります。
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🟠 白石城までのアクセス:車で約10分
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🟢 近隣観光スポット:
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湯殿山神社(徒歩5分)
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白石川堤防の桜並木(春限定/車で8分)
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薬師の森公園(徒歩圏)
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3. ベネシアンホテル白石蔵王|洗練された空間で上質なひととき
ホテル名 | ベネシアンホテル白石蔵王 |
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(読み) | べねしあんほてるしらいしざおう |
特 色 | 【18年開業】駅直0分!ライブ朝食牛タン焼・喫煙R有・撮鉄眺望・観光ビジネス・SUGO◎非日常癒空間 |
料 金 | 3512円~ |
住 所 | 〒989-0223 宮城県白石市旭町1-2-1 |
電 話 | 0224-25-3111 |
FAX | 0224-25-6999 |
最寄駅 | 白石蔵王 |
アクセス | 白石蔵王駅徒歩0分・白石駅徒歩17分/新幹線利用仙台駅14分・福島駅12分/仙台空港へ電車53分/白石ICから車13分 |
駐車場 | 200台駐車可能・宿泊者無料・平置き駐車場完備・大型バス・トラックもOK・高さ制限なし |
投稿件数 | 1213件 |
★の数 | (総合): 4.45 |
白石蔵王駅から徒歩圏にあるベネシアンホテル白石蔵王は、高級感あふれるインテリアとサービスで人気のホテル。カップルや記念日旅行、女性のひとり旅にもおすすめで、温泉はありませんが、ホテル内で完結するような充実した時間を過ごせます。
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🟠 白石城までのアクセス:車で約10分
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🟢 近隣観光スポット:
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蔵王連峰展望台(車で15分)
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蔵王樹氷通り(冬季のみ)
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白石川と蔵王連峰のビューポイント(徒歩圏)
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4. 時音の宿 湯主一條|歴史を感じる温泉宿の名店
400年以上の歴史を誇る老舗温泉旅館「湯主一條」は、まさに“時を味わう宿”。鎌先温泉の中心に位置し、木造建築の佇まいは城下町の風情をそのままに伝えています。お料理は本格的な会席料理で、地元食材と旬の味覚が堪能できます。特別な滞在を求める方に最適です。
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🟠 白石城までのアクセス:車で約12分
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🟢 近隣観光スポット:
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鎌先温泉郷の湯巡り(徒歩圏)
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白石観音堂(車で10分)
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蔵王エコーライン(ドライブで30分)
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5. 鎌先温泉 すゞきや旅館(すずきや)|レトロ旅情と源泉の宿
「すゞきや旅館」は、大正時代の風情を色濃く残した純和風旅館で、昔ながらの温泉情緒を感じたい方に人気です。木造の本館や石造りの浴槽が趣深く、館内の至る所に“懐かしさ”を感じられる空間が広がっています。旅の疲れを癒すにはぴったりの一軒です。
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🟠 白石城までのアクセス:車で約12分
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🟢 近隣観光スポット:
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鎌先温泉郷の町並み(徒歩圏)
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鎌先渓谷(ハイキングスポット/徒歩圏)
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白石川源流公園(車で15分)
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白石城の魅力とは?歴史と見どころを深掘り!
白石城ってどんなお城?歴史を簡単解説
白石城(しろいしじょう)は、宮城県白石市にある中世~近世の城郭で、かつては伊達政宗の重臣・片倉小十郎景綱が城主を務めたことで有名です。東北地方においては、仙台藩の南の要として戦略的にも重要な拠点でした。標高75mの小丘陵上に築かれた平山城で、江戸時代には藩政の支城として重要な役割を果たします。
本城は天守こそ持ちませんでしたが、櫓や門が整備され、石垣や堀を含めて非常に堅固な縄張りが施されていました。明治維新の廃城令により1874年に解体されましたが、市民や郷土史家の尽力により、1995年に本丸御殿と三階櫓が忠実に復元されました。
今では日本百名城の一つとしても数えられ、白石市の象徴として親しまれています。白石城は単なる観光地ではなく、伊達家とその家臣団の結束や、東北の戦国史を感じられる「生きた歴史の教科書」です。
白石城跡の見どころ:天守・石垣・資料館
復元された三階櫓は、白石市街や蔵王連峰を一望できる展望ポイントとして人気があります。内部では片倉家ゆかりの甲冑や書簡、当時の生活道具などの展示がされており、見学を通じて武士の暮らしに触れることができます。
また、本丸周辺の石垣や堀も丁寧に整備されており、戦国期の防御機能をそのままに再現。季節によっては桜や紅葉がその石垣を美しく彩り、写真映えするスポットとしても知られています。
城内の「白石城歴史探訪ミュージアム」では、片倉小十郎に関する歴史展示や、戦国時代の城下町模型などもあり、大人も子どもも楽しめる内容です。手裏剣投げや甲冑試着など体験型展示もあり、学びと遊びのバランスが取れています。
白石城と城下町の関係:歴史散策が楽しい町並み
白石城の城下町には、今もなお江戸時代の風情が残る蔵や町屋が点在しています。特に「壽丸屋敷」や「武家屋敷跡」などは当時の暮らしを再現した見学施設として人気で、白石の街全体が“歴史の舞台”のようになっています。
城を中心に展開される町の構造は、政庁機能と生活空間を分ける当時の街づくりの特徴を今に伝えています。通りを歩けば、まるで江戸の町を散策しているかのような感覚を味わえ、まさに「歴史と現代が融合した空間」が白石の魅力です。
季節で変わる白石城の風景
春には白石城を取り囲むように約200本の桜が咲き誇り、「白石桜まつり」では夜桜のライトアップも実施。夏は緑の木々と石垣のコントラストが美しく、秋には紅葉が城を真っ赤に染め上げます。冬の雪化粧した白石城も幻想的で、四季を通じて異なる表情を楽しめます。
訪れるたびに違う景色に出会える白石城。歴史好きはもちろん、風景や写真を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。
白石城までのアクセスとモデル旅行プラン
白石城までのアクセス:電車・車・バスでの行き方
白石城は、仙台市からのアクセスもよく、公共交通でも自家用車でも訪れやすい立地です。
【電車の場合】
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東北新幹線「白石蔵王駅」から車で約10分
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JR東北本線「白石駅」から徒歩約15〜20分
「白石駅」からは城下町を散策しながら歩いて行けるので、観光気分を高めながらのアクセスがおすすめです。
【車の場合】
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東北自動車道「白石IC」から約7分
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仙台市中心部から約50分
駐車場も整備されており、城址公園周辺に有料駐車場(1時間100円~)が複数あります。
【バスの場合】
白石駅から「城下町巡回バス」も運行(季節限定)。主要観光スポットを網羅するルートで便利です。
1泊2日で楽しむ白石城観光モデルコース
歴史やグルメ、温泉を効率よく楽しみたい人のために、編集部おすすめのモデル旅行プランをご紹介します。
【1日目】
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13:00 白石駅または白石蔵王駅到着
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13:30 白石城見学(三階櫓・資料館・石垣)約90分
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15:00 城下町散策(蔵通り・壽丸屋敷)
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16:00 武家屋敷や歴史探訪ミュージアム見学
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17:30 宿にチェックイン(湯主一條またはすゞきや旅館など)
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18:30 温泉でゆったり/地元食材の夕食
【2日目】
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08:00 朝風呂&朝食
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09:30 甲冑試着体験またはこけし工房見学
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10:30 白石温麺ランチ&お土産購入
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12:00 蔵王連峰ビュースポットへ足を延ばす(車で30分)
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14:00 白石駅または白石蔵王駅から帰路へ
白石城をもっと楽しむためのコツ
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朝早めに訪れると混雑を避けられ、光の入り方も美しい
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本丸の展望台からの景色は絶好のフォトスポット
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パンフレットやARアプリで、歴史をより深く体感
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桜や紅葉シーズンは事前に駐車場・宿の予約を
白石城周辺で楽しめる体験・グルメ・観光スポット
白石城で武将体験!甲冑試着とフォトスポット
白石城では、観光客向けに「甲冑試着体験」が人気。実際に甲冑を身に着けて、三階櫓や城門前で記念写真を撮ることができます。小学生から大人サイズまで対応しており、家族連れやカップルに大好評。片倉小十郎や伊達家の家臣になりきって、戦国時代にタイムスリップした気分を味わえます。
※料金目安:1回500~1,000円程度、事前予約推奨
白石温麺(うーめん)を味わう!地元グルメの王道
白石を訪れたら絶対に外せないご当地グルメが「白石温麺(うーめん)」。油を使わずに作られる細くてやわらかい素麺で、胃にやさしく、お年寄りから子どもまで美味しく食べられます。
市内には「きちみ製麺」や「やまぶき庵」などの温麺専門店があり、温・冷どちらのメニューも楽しめます。鶏だしベースのつゆや季節の野菜天ぷらを添えたセットも人気です。
「こけし飯」「こけしバーガー」など可愛いご当地メニューも!
白石は伝統こけしの産地としても知られ、「こけし飯」や「こけしバーガー」といったユニークなご当地メニューも続々登場中。どちらも可愛らしい見た目で、インスタ映え間違いなし!
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こけし飯:こけしの顔が描かれたオムライス風ごはんプレート
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こけしバーガー:バンズにこけしの焼き印を入れたご当地バーガー
※白石駅前のカフェや蔵王エリアの道の駅などで提供あり
白石和紙・こけし絵付け体験で旅の思い出づくり
地元の伝統工芸に触れられる体験も魅力。白石和紙を使ったはがきづくりや、こけしの絵付け体験ができる工房が城下町エリアに点在しています。子どもでも簡単に楽しめる内容で、旅の記念にもぴったり。
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「壽丸屋敷」や「こけしの里資料館」で開催中
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体験料:500円~/所要時間:約30~60分
城下町でスイーツ&カフェ巡りも満喫
歴史散策の合間に立ち寄りたいのが、白石市内の小さなカフェやスイーツ店。昔ながらの和菓子屋から、蔵リノベのオシャレカフェまで幅広く、ほっとひと息つけるスポットが揃っています。
おすすめ店:
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和菓子「きちみ製菓」:温麺饅頭が人気
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カフェ「町家カフェ 灯り」:蔵を改装した落ち着いた空間
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パン工房「あんのん」:天然酵母パンと地元食材を使った軽食
白石周辺の観光スポットと文化財|歩ける歴史、見つける感動
壽丸屋敷(すまるやしき)
明治の商家を保存した歴史建築で、当時の暮らしや美術展示が楽しめる。お土産探しにも最適。
白石市歴史探訪ミュージアム
片倉小十郎や白石の歴史をジオラマや資料で学べる施設。戦国好きにもおすすめ。
常林寺(片倉家の菩提寺)
歴代片倉家の墓所があり、格式高い山門や庭園も見応えがあります。静かな心のスポット。
白石川堤一目千本桜
春には川沿い約8kmにわたり、約1,200本の桜が咲き誇る絶景スポット。ライトアップも人気。
蔵王エコーライン・御釜
車で少し足を延ばせば、山岳ドライブやエメラルド色の火口湖「御釜」も満喫できます。
白石旅行のQ&A・持ち物ガイド・旅のまとめ
よくある質問(Q&A)
Q. 白石城の見学時間はどれくらい?
A. 約1時間で櫓と展示を見学できます。周辺の施設も回るなら2〜3時間見ておくと安心です。
Q. 白石温麺のおすすめ店は?
A. 「やまぶき亭」や「白石温麺本舗」など、地元で愛される老舗がおすすめです。
Q. 冬でも観光できますか?
A. 雪はありますが、温泉や雪景色の白石城が楽しめる“隠れたベストシーズン”です。
旅の持ち物チェックリスト
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歩きやすい靴(城や町歩きに便利)
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モバイルバッテリー・カメラ(映えるスポット多数)
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防寒具(冬場は特に)
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小銭(現金のみの店もあり)
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羽織もの・レジャーシート(春秋)
まとめ:白石城と城下町、歴史と癒しが融合する至福の旅
白石城は、ただの復元された城ではありません。伊達政宗の右腕・片倉小十郎が治めた歴史の舞台として、戦国の息吹を感じられる「生きた歴史スポット」です。城郭としての美しさと、城下町に広がる蔵や町屋の風情、四季折々の景観が融合し、訪れる人を魅了し続けています。
徒歩圏内または車でアクセス可能な温泉旅館やホテルも充実しており、「観光+温泉」の癒し旅が実現します。武将気分を味わえる甲冑体験、こけし文化に触れるワークショップ、そして胃にやさしい白石温麺など、五感で楽しむ要素が満載。
1泊2日で城と町と温泉をぐるっとめぐる旅は、ファミリー・カップル・一人旅のどれにもマッチし、東北旅の定番になること間違いなし。
ぜひ次の旅は「白石城とその周辺」で、歴史ロマンと心からの癒しを体験してみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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