中津城を満喫する旅に！歴史と温泉とグルメが楽しめる中津観光完全ガイド

グランプラザ中津ホテル

• 施設紹介
• プラン一覧
• 部屋一覧
• ANA楽パック
• JAL楽パック
• 写真・動画
• 地図・アクセス
• お客さまの声・口コミ
• クーポン

ホテル名	グランプラザ中津ホテル
（読み）	ぐらんぷらざ なかつほてる
特　色	【アパポイントが貯まります】チェックアウトAM11:00！駐車場(屋根付きバイク専用有り) 無料
料　金	5500円～
住　所	〒871-0032 大分県中津市東本町1-2
電　話	0979-24-7111
ＦＡＸ	0979-24-7623
最寄駅	中津（大分）
アクセス	ＪＲ日豊本線・中津駅より徒歩３分／大分自動車道・日田ＩＣよりお車で６０分
駐車場	有り　80台　無料　先着順
投稿件数	847件
★の数	（総合）： 3.67

中津城の歴史

黒田官兵衛と中津城の関係

中津城は、戦国時代の名軍師として知られる黒田官兵衛（黒田孝高）が築いた名城です。1587年、豊臣秀吉の九州平定後、官兵衛が豊前国（現在の北部大分県）を領地として与えられ、中津川の河口付近に築城を開始しました。特徴的なのは「海城」と呼ばれる形式で、堀に海水が引き込まれていたことから、日本三大水城の一つにも数えられます。

官兵衛は築城の途中で隠居し、息子の長政がその後を継ぎました。黒田家が福岡へ移封された後は細川氏、小笠原氏、奥平氏と城主が変わっていきますが、中津城はそのたびに修復や増築がなされ、現在の姿へと繋がっていきました。

現在の天守は昭和39年（1964年）に再建されたもので、内部は資料館として開放されており、黒田官兵衛ゆかりの資料や甲冑、書状など貴重な展示品が多数あります。

中津城の歴史を辿ることは、戦国時代から江戸時代にかけての大名の移り変わりや、海を利用した築城技術など、日本の歴史を深く知る絶好の機会となるでしょう。

中津藩と奥平家の歴史

江戸時代に入ると中津藩を治めたのが奥平家です。徳川家康の娘を妻に迎えた奥平信昌が初代藩主となり、その後明治維新まで約270年にわたり統治を行いました。奥平家は江戸幕府との結びつきが強く、譜代大名として安定した領国支配を続けていきます。

奥平家は城下町の整備にも力を入れ、堀割や道路網を整備するなど、中津の町は江戸時代に大きく発展しました。現在でも中津市内には「奥平家文書」など貴重な歴史資料が多数残っており、当時の政治や暮らしぶりをうかがい知ることができます。

また、明治以降も奥平家の子孫は地域に根差した活動を続け、文化財の保存や地元行事への協力など、現代においてもその影響は色濃く残っています。

天守閣と石垣の構造

中津城の天守閣は昭和に入ってから再建された鉄筋コンクリート製ですが、石垣や土塁は当時のまま残されています。特に石垣には「打ち込み接ぎ（うちこみはぎ）」という技法が用いられており、自然石を隙間なく積み上げていく職人の技が光ります。

天守閣は4層5階建てで、内部には展望台も設けられており、最上階からは中津川と城下町を一望できます。夕方には夕日に照らされた中津城が美しいシルエットを描き、フォトスポットとしても人気です。

城内には、井戸跡や蔵跡、かつての本丸御殿の跡地なども残されており、見どころ満載。散策しながら歴史に想いを馳せるにはぴったりの場所です。

福沢諭吉と中津城のつながり

中津城と切っても切れない存在が、日本の近代化に大きな影響を与えた福沢諭吉です。彼は中津藩士の家に生まれ、幼少期から中津城周辺で育ちました。のちに大阪、江戸、そして海外へと学びを広げていきますが、その根底には中津での学びがありました。

中津城下町には彼が通った「中津藩校」や「旧居」が残されており、現在は記念館として一般公開されています。彼の著書『学問のすゝめ』にも中津時代の経験が反映されており、明治時代の思想的リーダーとしての基盤は中津で築かれたといっても過言ではありません。

中津城の再建と保存活動

1964年に再建された中津城は、地元住民や歴史愛好家たちの熱意によって現在も保存活動が行われています。地元のボランティアガイドによる案内ツアーや、学校教育と連携した歴史学習プログラムなど、観光資源としてだけでなく教育的価値も高い場所です。

また、定期的に行われる「中津城まつり」では武者行列や和太鼓演奏などのイベントが催され、観光客にとっても見ごたえある内容となっています。

近年ではインバウンド向けの英語ガイドや案内板も整備され、より多くの人に中津城の魅力が伝わるよう進化しています。

中津城の見どころ

天守閣展望台からのパノラマビュー

中津城の最上階にある展望台からは、中津市内を一望できるパノラマビューが楽しめます。特におすすめの時間帯は、夕方。沈む夕日が中津川をオレンジ色に染め、その景色はまさに絶景。晴れた日には遠くの山並みまでくっきりと見え、写真映えスポットとしても人気があります。

また、展望台には双眼鏡も設置されており、近隣の歴史的建造物や街並みを間近に観察することができます。天守から見る町の風景は、まさに「歴史と現代が交差する瞬間」。家族連れやカップルにもおすすめのスポットです。

城内の歴史資料館

中津城の内部は、歴史資料館として開放されています。黒田官兵衛にまつわる武具や、奥平家の書簡、江戸時代の古文書など、貴重な展示物が揃っています。中でも見逃せないのが、実物大の甲冑や、当時の生活を再現したジオラマです。

資料館はとても分かりやすく展示されており、子どもでも楽しく学べる工夫がされています。また、英語や韓国語、中国語の解説パネルもあり、外国人観光客への配慮も行き届いています。

さらに、館内では地元の小学生が作成した歴史紹介ポスターも展示されており、「地域と歴史のつながり」を感じることができます。

中津城下町の町歩き

中津城を出てすぐのエリアは、かつての城下町としての面影を色濃く残しています。石畳の小路、武家屋敷風の建物、そして歴史あるお寺など、歩くだけで時代を遡ったような気分にさせてくれます。

おすすめのルートは以下の通り：

• 中津城 → 合元寺（赤壁の寺） → 福澤諭吉旧居 → 中津からあげ本店「もり山」
  いずれも徒歩10〜15分圏内で、半日かけてゆっくり巡るのに最適なコースです。

途中にはカフェや土産物店も点在しており、休憩しながら散策を楽しめるのも魅力の一つ。地元の方と触れ合いながら、城下町の情緒を感じてみてください。

季節のイベントとライトアップ

中津城では季節ごとに様々なイベントが開催されています。春には桜まつり、夏には灯籠流しや七夕飾り、秋には紅葉ライトアップといった四季折々の楽しみがあります。

特に人気なのが、夜のライトアップイベント。天守閣や石垣がライトに照らされ、幻想的な雰囲気に包まれます。カメラマンやSNS愛好家にも注目されているスポットです。

季節限定の御朱印や限定グッズの販売もあり、リピーターを飽きさせない工夫が満載。訪れる前にはイベントカレンダーをチェックして、より充実した観光を楽しみましょう。

中津城と中津川の自然

中津城のすぐそばを流れる中津川は、市民の憩いの場としても親しまれています。川沿いには遊歩道が整備されており、ジョギングや散歩、ピクニックなどを楽しむ人で賑わいます。

春には桜並木、夏は新緑、秋は紅葉と、四季ごとに表情を変える風景が楽しめるのもポイント。特に桜の季節には、中津城の天守と桜が同時に写る絶好の撮影スポットが多数あります。

また、川には魚や水鳥も多く、自然観察にも適しています。都会の喧騒を離れ、歴史と自然を同時に楽しめるのが中津城の大きな魅力です。

中津城モデルコース

半日で楽しむ！中津城と城下町プチ観光

観光に時間が取れない方向けの「半日コース」は、効率よく中津の魅力を味わえるコースです。午前中または午後の時間帯にサクッと巡れるプランとして、以下の順序で回るのがオススメです。

モデルコース：

1. 中津駅から徒歩で中津城へ（約15分）

2. 中津城観光＆資料館見学（約1時間）

3. 城内売店でお土産購入（約15分）

4. 中津城下町を徒歩散策（合元寺・福澤旧邸）

5. もり山で中津からあげランチまたはカフェ休憩

所要時間：約3時間
移動手段：徒歩メイン
費用目安：入場料＋食事代で2,000〜3,000円程度

このコースは、特に初めて中津を訪れる方におすすめです。歩きやすい靴で訪れましょう。

一日満喫！中津歴史・グルメ・温泉コース

じっくり観光したい方には、「1日満喫プラン」が最適。歴史探訪と地元グルメ、そして温泉まで楽しめる充実のコースです。

モデルコース：

• 午前
  　9:00　中津駅到着
  　9:30　中津城見学＋資料館（〜11:00）
  　11:15　城下町散策（合元寺・諭吉旧居）

• 昼食
  　12:30　汽車ポッポ食堂でランチ

• 午後
  　13:30　青の洞門（タクシーorバス）
  　15:00　耶馬渓散策＆写真撮影
  　17:00　天然温泉「扇城の湯」入浴

所要時間：約8時間
費用目安：交通費込みで5,000〜7,000円程度

自然と歴史を両方楽しめる、満足度の高いプランです。

雨の日でも安心！室内観光満喫コース

雨の日の中津観光でも、しっかり楽しめるコースをご紹介します。室内施設をメインに構成しているので、天候に左右されずに満喫できます。

モデルコース：

1. 中津城見学（資料館中心）

2. 福澤諭吉旧居＆記念館

3. 中津市歴史資料館

4. グランプラザ中津でランチ

5. 扇城の湯でゆったり温泉

すべて徒歩またはタクシーで移動可能。観光スポットは近距離に集まっているので、移動もラクラクです。

インスタ映え！フォトジェニック中津コース

写真好きな方には、フォトスポットを巡る「映えコース」がおすすめ。歴史ある建物や自然の景色が満載で、SNS映えする写真が撮れます。

立ち寄りスポット：

• 中津城天守からの景色（展望台）

• 赤壁の合元寺

• 福澤旧居の書斎風景

• 中津川の夕景

• 青の洞門の渓谷美

スマホだけでなく、一眼レフやドローンを使う人にもぴったりのルートです。

家族連れに人気！ゆったり観光＋学びのコース

子ども連れでも安心して楽しめる、中津観光のファミリー向けモデルコースです。歴史を学びながら、地元グルメも楽しめます。

モデルコース：

• 中津城（体験型展示あり）

• 福澤旧居（子ども向け解説あり）

• 郷土料理ランチ（もり山）

• 鶴ヶ原公園で休憩

• 温泉でリラックス

所要時間：約5〜6時間
バギーでも移動しやすく、子連れ旅に最適です。

中津城周辺の観光情報

合元寺（赤壁の寺）

中津城から徒歩10分ほどの場所に位置する「合元寺（ごうがんじ）」は、別名「赤壁の寺」と呼ばれています。この名前の由来は、慶長5年（1600年）の関ヶ原の戦いに関連する悲劇にあります。

西軍に属した旧中津城主・細川忠興の家臣たちがこの寺に籠城し、討ち死にした際、返り血によって本堂の壁が赤く染まったと伝えられています。現在の壁もそのエピソードを象徴するように赤く塗られており、歴史ファンにとっては必見のスポットです。

本堂の天井や欄間には当時の建築美が残されており、落ち着いた空間の中に歴史の重みを感じることができます。

青の洞門（耶馬溪エリア）

中津から車で約20分、耶馬渓エリアにある「青の洞門」は、禅僧・禅海が30年の歳月をかけて掘り抜いたとされる手掘りのトンネルです。元々は断崖絶壁で通行が危険だったこの場所を、禅海が一人でノミと槌を使って掘ったという逸話は、今も語り継がれています。

自然と人工が調和したその美しい景観は、写真映えスポットとしても大人気。近くには展望台や土産物屋、地元の特産品を扱う道の駅もあります。

秋の紅葉時期は特に人気が高く、全国から観光客が訪れます。

福澤諭吉旧居と記念館

明治の大思想家・福澤諭吉の生家が中津市内に現存しており、現在は**「福澤旧居・諭吉記念館」**として一般公開されています。中津城からは徒歩約15分。

旧居は江戸時代の町屋の造りがそのまま残されており、諭吉が幼少期を過ごした畳の部屋や台所などが再現されています。記念館には諭吉の直筆原稿や初版本、愛用の品々が展示されており、彼の思想や教育への情熱が伝わってきます。

小学生でもわかるような展示解説もあり、家族連れでも楽しめる学びの場です。

中津市歴史博物館

中津の歴史を深く知るなら、「中津市歴史博物館」は外せません。こちらは中津城から徒歩圏内にあり、戦国〜江戸〜明治と、各時代の中津の姿を一度に学べる施設です。

館内には常設展示のほか、季節ごとの特別展も開催されており、地元の考古学資料や文化財も多数展示されています。映像ブースでは、黒田官兵衛の一生をわかりやすくまとめたショートムービーも観ることができます。

入館料は大人300円とリーズナブルで、観光客だけでなく地元の学生にも利用されています。

中津川河川公園と鶴ヶ原公園

自然と触れ合いたいなら、中津城すぐそばの「中津川河川公園」や「鶴ヶ原公園」がおすすめです。広々とした芝生広場や、子ども向けの遊具、ベンチなどもあり、のんびりと過ごすには最適の環境です。

河川敷ではジョギングや犬の散歩をする人も多く、地元の暮らしを感じられる空間でもあります。春には桜、夏には川遊び、秋には紅葉と、季節ごとに楽しみが変わるのも魅力です。

観光に疲れたら、ここでお弁当を広げてピクニックというのもおすすめ。晴れた日には、天守閣をバックに写真を撮る人も多数見られます。

まとめ

中津城を中心に広がる中津の魅力は、歴史だけではありません。天然温泉、絶品のからあげグルメ、城下町の散策、四季を感じる自然と、多彩な楽しみ方ができる観光地です。アクセスも良く、初めての観光でも安心して楽しめるのがポイント。

宿泊施設もバリエーション豊富で、ビジネスホテルから温泉付き宿、アットホームな民宿まで揃っています。どの宿も中津城からアクセスが良く、快適な滞在ができるでしょう。

この記事を参考に、ぜひあなたも「中津城と中津のまち」を巡る旅を計画してみてください。きっと、忘れられない歴史と癒しの時間が待っていますよ。