広島県三原市にある三原城(みはらじょう)は、瀬戸内海に面した歴史的な名城。かつては海城として栄え、現在でもその一部が三原駅の構内に残る珍しい形態の城跡として注目を集めています。今回は、そんな三原城を訪れる方に向けて、「三原城観光に便利な宿泊施設5選」と「三原城の魅力が丸ごと分かる詳細ガイド」をお届けします。
まずは三原城周辺でおすすめの宿泊施設をご紹介。駅チカの便利なホテルから、温泉で癒される宿までバラエティ豊富。さらに記事後半では、三原城の歴史、見どころ、観光モデルコース、グルメ情報など、訪れる前に知っておきたい情報を25のトピックに分けて徹底解説。三原城の旅を120%楽しむための保存版ガイドとして、旅行前にぜひチェックしてください!
三原城観光に便利なおすすめ宿泊施設5選
天然温泉「浮城の湯」スーパーホテル三原駅前
特徴:
スーパーホテル三原駅前は、天然温泉「浮城の湯」が自慢の宿泊施設。観光やビジネスの拠点として最適な立地にあり、女性にも人気の高い安心・清潔なホテルです。館内には、身体の芯から温まる天然温泉があり、旅の疲れをゆっくり癒すことができます。
三原城までのアクセス:
徒歩約2分。三原駅直結で、駅構内にある三原城跡へは雨の日でも傘いらず!
周辺観光スポットへのアクセス:
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佛通寺:車で約25分(紅葉の名所)
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佐木島:三原港からフェリーで約30分
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筆影山・竜王山展望台:車で約15分(絶景の展望スポット)
おすすめポイントまとめ:
項目 | 内容 |
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温泉 | 天然温泉「浮城の湯」 |
朝食 | 無料バイキング形式 |
駐車場 | 先着順(有料) |
アクセス | 三原駅南口より徒歩1分 |
ホテルルートイン三原駅前
特徴:
ビジネスや観光に便利な全国チェーンの安心ホテル。大浴場「旅人の湯」は人工温泉ながら広々としており、リラックス空間として人気。朝食無料サービスも嬉しいポイントです。
三原城までのアクセス:
徒歩約3分。駅前ロータリーを抜けてすぐの好立地。
周辺観光スポットへのアクセス:
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広島空港:車で約30分(空港アクセス良好)
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尾道:JRで約20分(しまなみ海道の玄関口)
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竹原町並み保存地区:車で約40分(古い町並み)
おすすめポイントまとめ:
項目 | 内容 |
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温泉 | 大浴場あり(人工温泉) |
朝食 | 和洋バイキング形式(無料) |
駐車場 | あり(先着順) |
アクセス | JR三原駅から徒歩約3分 |
ホテル名 | ホテルルートイン三原駅前 |
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(読み) | ほてるるーといんみはらえきまえ |
特 色 | 30品目以上の日替り朝食無料!焼き立てパンあり!男女別大浴場無料!スーパー隣接・コンビニ徒歩2分! |
料 金 | 5500円~ |
住 所 | 〒723-0014 広島県三原市城町1-3-3 |
電 話 | 050-5576-7666 |
FAX | 0848-81-0082 |
最寄駅 | 三原 |
アクセス | JR山陽新幹線・山陽本線 三原駅より徒歩約2分/山陽自動車道 三原久井ICより車で約17分、尾道ICより車で約19分 |
駐車場 | キオラスクエア内クラフトパーキング(提携)自走式立体駐車場264台 有料(800円/1泊)先着順 |
投稿件数 | 291件 |
★の数 | (総合): 4.45 |
センターホテル三原 瀬戸内シーサイド(BBHホテルグループ)
特徴:
瀬戸内海の景色を楽しめる海辺のホテル。BBHホテルグループならではのサービスが魅力で、無料の貸出備品も充実。コストパフォーマンスが高く、家族連れにも好評です。
三原城までのアクセス:
徒歩約10分。三原駅からも近く、海岸通りを楽しみながらの散策が可能です。
周辺観光スポットへのアクセス:
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三原港(佐木島行き):徒歩約7分
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三原市歴史民俗資料館:徒歩約15分
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瀬戸内しまなみ海道レンタサイクル拠点:JRで尾道まで20分
おすすめポイントまとめ:
項目 | 内容 |
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景観 | オーシャンビュー客室あり |
朝食 | 有料(和洋選択可) |
駐車場 | 無料(台数制限あり) |
アクセス | JR三原駅から徒歩約10分 |
ホテル名 | センターホテル三原 瀬戸内シーサイド(BBHホテルグループ) |
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(読み) | せんたーほてるみはら(びーびーえっちほてるぐるーぷ) |
特 色 | アルコール類もあるウェルカムドリンク、無料夜カレー&1万冊の漫画コーナー♪ |
料 金 | 2000円~ |
住 所 | 〒723-0014 広島県三原市城町3-7-14 |
電 話 | 050-1807-1772 |
FAX | 0848-62-0888 |
最寄駅 | 三原 |
アクセス | 新幹線三原駅から徒歩で7分。三原港から徒歩で3分。山陽自動車道尾道ICから車で15分 |
駐車場 | 有り 20台 無料(先着順・予約不可・大型車不可)※満車時は近隣コインパーキングの案内(お客様負担) |
投稿件数 | 1206件 |
★の数 | (総合): 4.02 |
ホテル ヤッサ
特徴:
駅前に立地し、コンパクトながら設備が整ったビジネスホテル。静かな環境で、出張や一人旅におすすめです。長期滞在にも対応しており、アットホームな雰囲気が魅力です。
三原城までのアクセス:
徒歩約2分。三原駅北口からすぐの便利な立地。
周辺観光スポットへのアクセス:
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三原市芸術文化センター「ポポロ」:徒歩約10分
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道の駅 みはら神明の里:車で約10分(地元特産品も豊富)
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佛通寺:車で約25分
おすすめポイントまとめ:
項目 | 内容 |
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駅近 | 三原駅すぐ |
朝食 | 有料(和定食または洋食) |
駐車場 | 有(事前予約推奨) |
設備 | 無料Wi-Fi、ランドリーあり |
山根旅館 <広島県>
特徴:
地元で長年愛されている老舗旅館。家庭的なおもてなしと、落ち着いた和室が特徴。観光にもビジネスにも対応できる宿で、ゆっくりとした時間を過ごしたい方にぴったりです。
三原城までのアクセス:
徒歩約7分。静かな住宅街の中にあり、落ち着いた雰囲気が魅力。
周辺観光スポットへのアクセス:
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筆影山展望台:車で約15分(夜景も人気)
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尾道ラーメン街道:JRで20分(ご当地グルメ)
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道の駅たけはら:車で約35分
おすすめポイントまとめ:
項目 | 内容 |
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おもてなし | 家庭的なサービスが魅力 |
部屋 | 全室和室 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | JR三原駅から徒歩約7分 |
三原城の歴史
築城の経緯と小早川隆景の戦略
三原城は戦国時代の名将・小早川隆景(こばやかわたかかげ)によって、1567年(永禄10年)に築かれました。三原という土地は、瀬戸内海の要衝であり、毛利氏が瀬戸内の制海権を握るために非常に重要な場所でした。小早川隆景は、軍事と交通の要を見据えて、ここに海城を築くことを決断。干潟を埋め立て、周囲を海に囲まれた「浮城(うきしろ)」と呼ばれる独特な構造を持つ城が誕生しました。
三原城は、「城下町を水運の拠点とする」という先進的な構想のもと、港町と密接に連動した構造になっています。現在の三原駅がまさに城跡の敷地に建てられており、駅のホームの下に本丸跡があるという全国的にも珍しい形です。
江戸時代には福島氏や浅野氏などの藩主により改修が行われ、石垣や堀の整備が進められました。明治維新後は廃城となり、多くの建物が取り壊されましたが、現在も一部の石垣や堀、本丸跡、天主台が残されています。
このように、三原城は海と陸を巧みに組み合わせた戦略的な構造を持ち、当時の築城技術や軍事戦略の粋を集めた城として高く評価されています。歴史好きな方には特に興味深い城跡と言えるでしょう。
江戸時代の三原城と城下町の発展
江戸時代に入ると、三原城は広島藩の支城として浅野氏の支配下に置かれました。藩主は広島城に居を構えていたため、三原城には城代(じょうだい)が常駐し、地域の政治・行政を担当しました。
この時代、三原は城下町として栄え、瀬戸内の海運を活用した物流拠点となります。特に、江戸・大阪・広島を結ぶ海路である「西廻り航路」の中継地として重要視され、物資や人の流れが活発になりました。
町は整備され、商家や町人、職人が集まり、宿場としても賑わいました。現在でも、旧城下町の雰囲気を残す町並みが一部に見られ、歴史散策が楽しめるエリアとして人気です。
また、江戸後期には文化的な発展も見られ、三原藩内には俳諧や茶道、書道などの教養が根づきました。地域の文化活動が活発になったことで、学問と芸術の町としても知られるようになりました。
江戸時代の三原城は、単なる軍事施設ではなく、地域の政治・経済・文化の中心として機能していたのです。
廃城令と三原城の解体
明治維新の後、1871年(明治4年)に廃藩置県が行われ、三原藩は廃止されます。それと同時に、全国で城の役割がなくなり、政府の「廃城令」により多くの城が取り壊されました。三原城も例外ではなく、城郭としての機能を失い、建物の多くが解体され、石材や木材は他の施設建設に転用されました。
特に鉄道の発展に伴い、三原駅の敷設工事で城の中心部が大きく削られました。これにより、本丸の大部分が破壊され、天守台や一部の石垣のみが残される形になったのです。
しかし、地域の人々の努力により、残された遺構の保存活動が続けられ、現在では国指定の史跡として整備されています。また、駅構内に「三原城跡展示スペース」が設けられ、駅を利用する人々が気軽に城跡の歴史を学べるようになっています。
こうした歴史を経て、三原城は「失われた城」ではなく、「生き続ける歴史資産」として地元に愛され続けているのです。
現在の遺構と保存状況
現在、三原城には当時の天守台や石垣の一部が残されています。駅構内に位置しているため、アクセスは抜群で、観光のハードルが低いのも魅力です。
天守台には階段で登ることができ、そこからは三原市街や瀬戸内海が一望できるスポットになっています。特に夕暮れ時の景色は絶景で、カメラを片手に訪れる観光客も多いです。
また、石垣には戦国時代から江戸初期にかけての積み方の違いが見られ、城郭ファンにはたまらない観察ポイントとなっています。駅ホームの下に見られる空堀の断面も貴重で、城の構造をリアルに感じられる展示がなされています。
保存活動についても、市民団体や行政が協力して整備やガイドツアーを実施。毎年秋には「三原浮城まつり」も開催され、多くの観光客が訪れます。
このように、三原城は「通過するだけの駅」ではなく、足を止めて歴史に浸ることのできる貴重な場所として整備されているのです。
小早川隆景の人物像と三原との関係
小早川隆景は毛利元就の三男であり、戦国時代を代表する智将の一人。兄・毛利隆元の死後、毛利家を支える一翼として活躍し、豊臣秀吉からも「三賢将」と称賛された人物です。
三原城を築いたことで知られる隆景は、軍事だけでなく、内政や経済にも長けており、港を利用した城下町の発展に尽力しました。彼は三原城を築くことで、自らの本拠地を山間部から海沿いに移し、毛利水軍の力を背景に瀬戸内支配を強化したのです。
また、築城の際には住民の生活環境を重視し、町の整備や水路の建設も行いました。これにより三原は短期間で栄える町となり、瀬戸内でも有数の経済都市に成長しました。
隆景は後に筑前国名島(現在の福岡)へ移りますが、その後も三原は重要な拠点として発展を続けました。現在でも「隆景広場」や「隆景公園」など、彼の功績を称える地名や施設が三原には数多く残されています。
小早川隆景と三原城の関係は、ただの築城者という枠を超え、町づくりと文化の発展を導いたリーダーとして語り継がれています。
三原城の見どころ
天守台からの絶景パノラマビュー
三原城の中心ともいえる天守台は、駅のホーム裏手に位置し、階段を登ると市街地や瀬戸内海を一望できる絶景スポットになっています。かつては五層の天守が建っていたとされますが、現在は基礎部分である石垣と展望台として整備された空間が残されています。
天守台からの眺望は、東には三原港と佐木島、南には穏やかな瀬戸内海、西には市街地や筆影山を望め、晴れた日には遠くまで見渡せる開放感があります。とくに夕方の「マジックアワー」には、海と空のグラデーションが美しく、写真映えスポットとしても人気。
展望台にはベンチも設置されており、観光の合間に一息つける休憩場所としても最適。観光客だけでなく、地元の人たちの憩いの場にもなっています。
また、春には桜が咲き、天守台から見下ろす城跡一帯がピンク色に染まります。夜にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に包まれます。四季折々の風景を楽しめる場所として、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。
三原駅構内の遺構展示スペース
三原城の最大の特徴は、駅と一体化している点です。JR三原駅の構内には、なんと本物の石垣や空堀の一部が保存・展示されており、駅のホームからそのまま歴史を感じることができます。
特にホーム下には、天守台に繋がっていた空堀の断面が露出されており、ガラス越しに見学が可能。通勤・通学の合間に立ち止まって歴史を感じられる、全国でも珍しい「駅ナカ城跡」です。
また、展示スペースには三原城に関する説明パネルや、ジオラマ模型、発掘調査の成果物などが並び、初めて訪れる人でも三原城の全体像をイメージしやすくなっています。
観光案内所やボランティアガイドも常駐しており、タイミングが合えば現地の方から三原城の歴史を直接聞くこともできます。電車を待つわずかな時間にも立ち寄れる、効率的な観光ポイントとしておすすめです。
天守台周辺の遊歩道と散策コース
三原城の天守台周辺には整備された遊歩道があり、石垣や堀を見ながらゆっくり散策することができます。散策コースはおよそ30分ほどで一周できる距離で、途中にはベンチや案内板も設置されており、観光初心者にも安心です。
遊歩道の途中には、戦国時代の遺構である「舟入櫓跡」や「潮受け堤」などの遺跡があり、当時の城の機能を学びながら歩けるようになっています。また、海に近いこともあり、心地よい潮風が感じられるのも魅力の一つ。
春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は澄んだ空気と、四季折々の表情が楽しめるこのコースは、歴史好きだけでなく、自然を楽しみたい人にもおすすめ。早朝や夕方のウォーキングにも最適で、地元の人にも親しまれています。
このように、三原城跡は単なる歴史遺構にとどまらず、散策やリラクゼーションを楽しめる憩いの空間として整備されているのです。
三原浮城まつりと季節のイベント
毎年10月に開催される「三原浮城まつり」は、三原城をテーマにした市を挙げてのお祭りで、観光客にも大人気のイベントです。武者行列や甲冑姿のパレード、太鼓演奏など、戦国時代を再現した迫力満点のプログラムが多数行われます。
地元の学校や市民団体も多数参加し、手作り感と地域の一体感が伝わるあたたかなお祭り。観光客も気軽に参加できるワークショップや物販ブースも並び、三原の特産品を味わうこともできます。
夜には天守台が幻想的にライトアップされ、歴史と現代が交差する特別な一日を演出。フォトスポットとしても人気が高く、SNSでの発信にも最適です。
この他にも、春の「さくらまつり」や、冬の「イルミネーションフェスタ」など、季節ごとのイベントが随時開催されています。訪れる時期によってさまざまな表情を楽しめるのも、三原城の魅力の一つです。
三原城と周辺神社仏閣のパワースポット巡り
三原城の周辺には、歴史ある神社仏閣が多数点在しており、パワースポット巡りとしても人気があります。特におすすめなのが、城跡から徒歩圏内にある「三原八幡神社」。地元の人々に古くから信仰されている神社で、商売繁盛や交通安全のご利益があるとされています。
また、少し足を伸ばすと、紅葉の名所として名高い「佛通寺」も見逃せません。臨済宗の名刹で、室町時代から続く歴史を持ち、秋には全国から多くの参拝者が訪れます。
さらに、三原港の近くには「三原港守護神社」があり、海上安全と漁業の守り神として親しまれています。港町ならではの神社で、独特の雰囲気を楽しむことができます。
これらの神社仏閣は、それぞれ徒歩や車で簡単にアクセスできる距離にあり、三原城観光とあわせて訪れることで、より深い歴史体験が可能です。
三原城観光モデルコース
半日で巡る!三原城と駅周辺散策ルート
三原城観光に時間をかけられない方におすすめなのが、駅周辺を中心に2〜3時間で楽しめる「三原城お手軽コース」です。駅を降りたらすぐ目の前にある三原城跡を散策し、そのまま周囲の文化スポットやグルメも楽しめます。
モデルルート:
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JR三原駅到着 → 三原城跡・天守台見学(約30分)
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城周辺の遊歩道を散策(約30分)
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三原駅構内の遺構展示を見学(約15分)
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三原港まで徒歩移動(約10分)
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港周辺のカフェまたは海鮮ランチ(約1時間)
途中に道の駅や観光案内所もあるので、地元の特産品をチェックしたり、お土産探しにも便利。駅周辺には無料Wi-Fiも整備されている場所が多く、観光アプリや地図も使いやすい環境です。
コンパクトながら三原の魅力をしっかり味わえるこのコースは、出張の合間や日帰り旅行にもぴったりです。
1日満喫!三原城と港・寺社巡りルート
時間に余裕のある方には、三原の歴史と自然をたっぷり楽しめる「1日まるごとモデルコース」がおすすめ。三原城跡を中心に、神社仏閣や港町の風情を巡り、地元グルメも堪能できる内容です。
モデルルート:
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午前:三原駅 → 三原城跡 → 三原八幡神社 → 三原市歴史民俗資料館
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昼食:三原港エリアの海鮮丼・タコ料理
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午後:佛通寺へ(車で移動約25分)→ 紅葉や静寂な空間を堪能
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夕方:筆影山展望台で瀬戸内の絶景と夕日鑑賞
地元バスやレンタカーを活用すれば、無理なく全行程を回ることができます。タクシーを使えばより快適。佛通寺や筆影山は季節ごとの表情も美しく、春夏秋冬いつ訪れても新鮮な感動があります。
歴史・文化・自然をすべて楽しめる、王道の三原観光プランとしておすすめです。
雨の日でも安心!屋内中心の三原観光ルート
雨の日でもしっかり三原を楽しみたい方には、屋内スポットを中心に巡る「雨天対応コース」がおすすめです。三原駅周辺には、天候に左右されずに楽しめる施設が多数あります。
モデルルート:
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三原駅構内の三原城展示スペース
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三原市立中央図書館(歴史資料も豊富)
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三原市芸術文化センター「ポポロ」でコンサートや展覧会鑑賞
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三原港近くのカフェでのんびり読書やランチ
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天然温泉「浮城の湯」でゆったり入浴
このルートは、徒歩での移動が中心となり、傘を差さずに駅周辺を回れる点が魅力。悪天候でも観光の満足度が高く、特に文化系の楽しみ方がしたい方にぴったりです。
また、雨天時は観光客が少なくなるため、静かに歴史やアートに向き合える贅沢な時間を過ごせます。
サイクリングで巡る三原と瀬戸内海の風景
三原はしまなみ海道の西の玄関口にも近く、サイクリングが盛んなエリア。駅前にはレンタサイクルの貸出所もあり、自転車で瀬戸内の海沿いを走る爽快な観光が楽しめます。
おすすめコース:
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三原駅出発 → 三原港 → 宮浦港 → 筆影山登山道(サイクリング+徒歩)
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下山後、佛通寺方面へ田園風景の中を走る
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帰路は道の駅「神明の里」で休憩&お土産購入
このルートは平坦な道が多く、初心者にも走りやすいのが特長です。特に海沿いの道は絶景続きで、途中で見える漁港や島々の景色に心が洗われるような気分になります。
自転車で走ることで、車や徒歩では味わえない風やにおい、地元の暮らしに触れる体験ができるのが魅力です。
家族旅行向け!子連れ三原観光プラン
小さなお子様連れでも安心して楽しめる「ファミリーモデルコース」も三原には揃っています。駅周辺を中心に、無理なく観光できるルートをご紹介します。
モデルコース:
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午前:三原城跡でお散歩&写真撮影
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三原駅で「三原浮城ミニ展示」見学
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ポポロのキッズエリアや屋内遊具施設(雨天でもOK)
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道の駅「神明の里」でランチとお土産選び
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ホテルで温泉タイム or 海辺で夕焼け散策
子連れ旅行では、移動が少なく、施設が整っていることが重要。三原の観光はその点でも非常に優れており、駅近くの宿泊施設も充実しています。
授乳室や多目的トイレがある施設も多く、家族連れに優しい町として、近年人気が高まっています。
三原城周辺のグルメ
名物たこ料理が味わえるお店
三原といえば「たこ」が名物。瀬戸内海の豊かな漁場に囲まれたこのエリアでは、ぷりぷりとした食感と旨味が詰まった三原だこが名物として親しまれています。城周辺でも、タコをふんだんに使った料理を提供するお店が多くあります。
例えば「たこ壺本店」は、地元でも評判のタコ専門店で、たこの天ぷら、たこ飯、たこ刺しなど多彩なメニューが揃っています。ランチタイムには行列ができるほどの人気で、地元の味をしっかり味わえるスポットです。
「駅前海鮮食堂うまいもんや」では、タコの唐揚げ定食やタコしゃぶしゃぶといったちょっと変わったメニューもあり、観光客に人気。駅から徒歩圏内という立地もありがたいポイントです。
他にも、道の駅「みはら神明の里」内のフードコートでも、たこを使ったソフトクリームやコロッケなどユニークなグルメが楽しめます。お土産にもおすすめです。
三原駅周辺のカフェ&ランチスポット
三原城観光の合間に立ち寄りたいのが、駅近くのカフェやランチスポットです。最近ではおしゃれなカフェも増えており、地元の食材を活かしたメニューが楽しめます。
「café Bridge」は、三原港近くにある隠れ家的カフェで、港を望むテラス席が魅力。自家焙煎コーヒーとともに、地元野菜を使ったプレートランチが楽しめます。
「古民家カフェまつや」は、古い町家を改装した和モダンなカフェ。抹茶パフェやぜんざいなど、和のスイーツを味わいたい方にぴったり。
三原駅直結の「三原ターミナルホテルカフェ」では、軽食やケーキセットがあり、電車の待ち時間にも便利です。全体的に落ち着いた雰囲気のお店が多く、観光の休憩に最適な環境が整っています。
道の駅「みはら神明の里」で地元グルメ満喫
三原市の特産品が一堂に会するのが、道の駅「みはら神明の里」。国道2号線沿いにあり、観光ルートにも組み込みやすい立地です。駐車場も広く、ドライブ途中の立ち寄りに最適です。
館内の「里山食堂」では、三原産の米や野菜、そして名物のたこを使った定食が人気。特に「三原たこ飯御膳」は観光客に大人気のメニューです。ボリュームも満点で満足度の高い食事が楽しめます。
売店では、たこ天やたこせんべい、柑橘系のジュースなど、三原の魅力が詰まった商品が並びます。旅行のお土産にもぴったりで、配送サービスも利用可能。
また、展望デッキからは瀬戸内海と三原市街が一望できる絶景が広がり、フォトスポットとしても注目されています。
夜に行きたい三原の居酒屋・地酒スポット
夜の三原もまた魅力的。地酒と地元の旬の食材を味わえる居酒屋が駅周辺に多くあります。「酒場 まことや」は、カウンターで職人が握る寿司と、三原の地酒を楽しめるお店。タコ刺しや鯛の塩焼きなど、地元漁港の新鮮な魚介が豊富です。
「瀬戸内酒場 ひなた」は、創作和食と全国の日本酒を取り揃える人気店。観光客向けの英語メニューもあり、外国人旅行者にも支持されています。
三原の地酒といえば「醉心(すいしん)」。市内には「醉心山根本店」という酒造があり、見学や試飲も可能。お土産としても人気があります。
夜の時間を有効に使いたい方は、これらの居酒屋で地元の味を堪能しつつ、旅の余韻に浸るのがおすすめです。
スイーツ&パン好き必見!三原の隠れた名店
三原にはスイーツ好きやパン好きの間で密かに注目されている名店がいくつもあります。「トレボン洋菓子店」は、地元で長年愛されるパティスリーで、季節のフルーツを使ったケーキが評判です。
「Bakery Eight」は三原駅から徒歩5分の場所にある人気ベーカリーで、ふんわりもっちりとした食感のパンが特徴。特に「タコパン」や「しらすパン」など、地元食材を使ったオリジナル商品がユニークです。
和スイーツ好きには「御菓子司 福寿堂」の銘菓「浮城もなか」がおすすめ。三原城にちなんだパッケージで、上品な甘さのあんこが魅力です。手土産や贈答用にもぴったり。
観光の合間にちょっと甘いものが欲しくなったら、こうしたローカルなお店に立ち寄って、三原の“おいしい一面”をぜひ発見してください。
まとめ
三原城は、ただの「城跡」ではありません。戦国の知将・小早川隆景が築いた瀬戸内海の海城として、歴史的価値も高く、駅と一体となった全国でも珍しい構造を持つ観光スポットです。周辺には観光施設も充実しており、半日から1日、さらには2泊3日の旅行でも十分に楽しめる内容が詰まっています。
宿泊施設も駅周辺に豊富に揃っており、観光とあわせて温泉や地元グルメ、ショッピングまで満喫可能。特に三原名物のたこ料理は旅の思い出になる味です。
アクセスも新幹線駅直結という好条件。次の旅行先に迷ったら、歴史・文化・自然・グルメが詰まった「三原城」をぜひ選んでみてください。