上ノ国勝山館を120%楽しむ!歴史ロマンと日本海の絶景、温泉&グルメまで網羅

上ノ国勝山館 01:北海道
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函館から車で約2時間、日本海に面した上ノ国町に残る中世の山城「上ノ国勝山館(かみのくに・かつやまだて)」。15世紀後半、のちの松前氏につながる武田信廣が築いた要衝で、土塁と空堀が今も雄大に残り、アイヌ文化との交流を物語る出土品でも知られます。ガイダンス施設では巨大模型や映像で当時の姿に触れられ、続日本100名城のスタンプも設置。歴史好きはもちろん、海・山の景色を楽しむドライブ派にも相性抜群のスポットです。この記事では、上ノ国勝山館の見どころ、季節の楽しみ方、モデルコースに加え、アクセス便利な周辺の宿5選まで、旅の計画に必要な情報を一気にまとめました。これ一つで“上ノ国勝山館旅”の準備は完了です。まずは宿選びからどうぞ。

上ノ国勝山館観光に便利なおすすめ宿泊施設5選

上ノ国ワイナリー

廃校をリノベした、宿泊スペース併設のワイナリー&サテライトオフィス。暖炉のある共用ラウンジやオープンキッチン、個室&グループルームなど、ワーケーションにも家族旅行にも使いやすい造りが魅力です。自社醸造ワインのテイスティングやBBQプラン(季節・プランにより異なる)も人気。住所は上ノ国町湯ノ岱243-4で、駐車場あり。新幹線・木古内駅から車で約30分、函館空港から約60〜90分が目安です。


上ノ国勝山館まで:車で約25分(国道227→228号経由の目安)。
ここが推し:自然に囲まれた静けさ、校舎のノスタルジー、ワイン体験で“上ノ国のテロワール”を味わえる点。


周辺スポット(目安時間)

  • 上ノ國八幡宮:車約15分。

  • 道の駅 上ノ国もんじゅ:車約20分。

  • 旧笹浪家住宅:車約15分。

 

ホテル名 上ノ国ワイナリー
(読み) かみのくにわいなりー
特 色 2022年1月にオープンした廃校をリノベした宿泊施設とサテライトオフィスを併設するワイナリーです
料 金 6500円~
住 所 〒049-0562 北海道檜山郡上ノ国町字湯ノ岱243-4
電 話 0139-56-1260
FAX 0139-56-7271
最寄駅 上ノ国
アクセス 新幹線木古内駅よりお車にて約30分 函館空港より車で1時間
駐車場 有り 30台 無料 予約不要
投稿件数 5件
★の数 (総合): 5.00
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ホテルニューえさし

江差港近くの実用派ホテル。全館Wi-Fi、コインランドリー、館内レストランなど、ロードトリップの拠点に最適。函館駅・空港からは車で約90分、公共交通は函館駅からバス約140分「新地町」下車すぐ。駐車場は無料で40台。部屋タイプもシングル〜和室、特別室まで幅広く、観光と仕事の両立にも心強い一軒です。


上ノ国勝山館まで:車で約25分(国道228号)。
ここが推し:江差観光の動線が良く、価格と利便性のバランスが秀逸。


周辺スポット(目安時間)

  • 開陽丸記念館:車約5~7分。

  • いにしえ街道:車約5分。

  • 道の駅 上ノ国もんじゅ:車約20分。

 

ホテル名 ホテルニューえさし
(読み) ほてるにゅーえさし
特 色 全室WiFi完備のビジネスホテル。近くには地物の食材を味わえるお店有り。主要観光施設へは徒歩15分程
料 金 5110円~
住 所 〒043-0053 北海道桧山郡江差町新地町52
電 話 0139-52-3311
FAX 0139-52-2899
最寄駅 江差
アクセス 函館バス 新地バス停より徒歩にて1分
駐車場 有り 40台 無料 予約不要
投稿件数 83件
★の数 (総合): 3.67
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ワークマンハウス江差

出張・長期滞在にも向く“作業員さん御用達”の合理派宿。素泊まりや2食付きなどシンプルな料金プランで、乙部・厚沢部・上ノ国など周辺町への車移動に強い立地。江差町役場から車で約8分、上ノ国町へは車で約20分の表示で、国道移動が中心の旅にはコスパ抜群です。


上ノ国勝山館まで:車で約25〜30分(国道228号)。
ここが推し:価格の分かりやすさ、駐車しやすい立地、早出・連泊に便利なスタイル。


周辺スポット(目安時間)

  • いにしえ街道:車約8分。

  • 開陽丸記念館:車約10分。

  • 道の駅 上ノ国もんじゅ:車約22分。

 

ホテル名 ワークマンハウス江差
(読み) わーくまんはうすえさし
特 色 【24年9月新築オープン】長期滞在におすすめ★お部屋は個室で冷暖房を完備!朝食&夕食も提供しています
料 金 6000円~
住 所 〒043-0022 北海道檜山郡江差町字伏木戸町473-4
電 話 070-1501-1641
FAX 050-3606-5764
最寄駅 江差
アクセス 姥神町フェリー前(バス)から車で約9分
駐車場 駐車場あり/おひとり様1台のみ無料/収容台数 30台
投稿件数 1件
★の数 (総合): 0.00
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俄虫(にわかむし)温泉旅館

厚沢部町の山あいに佇む一軒。源泉のやわらかな湯と、素朴でボリュームのある食事でファンの多い温泉宿です。函館から車で約70〜75分、江差から約20分の目安。送迎は条件付きで対応。静けさを重視する人、観光と温泉を同時に満たしたい人にぴったり。


上ノ国勝山館まで:車で約35〜40分(厚沢部→江差→上ノ国の流れ)。
ここが推し:観光後に体の芯から温まる“秘湯感”。


周辺スポット(目安時間)

  • 江差・いにしえ街道:車約25分。

  • 道の駅 あっさぶ:車約15分(参考:檜山観光パンフ)。

  • 道の駅 上ノ国もんじゅ:車約40分。

 

ホテル名 俄虫温泉旅館
(読み) がむしおんせんりょかん
特 色 ジャグジー付きの大浴場、露天風呂を満喫!岩盤浴やサウナで、リフレッシュ!旬の季節料理に舌鼓♪
料 金 5900円~
住 所 〒043-1104 北海道桧山郡厚沢部町上里92
電 話 0139-67-2211
FAX 0139-67-2213
最寄駅 函館
アクセス 函館から車で約70分。JR函館駅より函館バス江差行で厚沢部下車。
駐車場 有り 15台無料 予約不要 大型バス・トラックでお越しの際には事前にお知らせください。
投稿件数 65件
★の数 (総合): 2.50
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料理宿 宮寿司

上ノ国町・大崎の岬に建つ料理宿。全6室、目の前は日本海。夕食は前浜の魚介が中心で、名物のあわび飯や寿司は地元ファンも通う味。宿泊と食事の口コミ評価も安定しています。住所は上ノ国町大崎10-2/11-3付近で、旧上ノ国駅から車約13分、函館空港から約120分が目安。駐車場は無料。


上ノ国勝山館まで:車で約12〜15分(国道228号北上)。
ここが推し:海の旨いものを“宿で完結”できる幸福。


周辺スポット(目安時間)

  • 道の駅 上ノ国もんじゅ:車約7分。

  • 上ノ國八幡宮・旧笹浪家住宅:車約12分(向かいに駐車場)。

  • 松前城(松前公園):車約45〜50分。

 

ホテル名 料理宿 宮寿司
(読み) りょうりやど みやずし
特 色 【う】【ま】【い】【魚】が食べられます。【魚】は地元前浜産を中心に使い、店主が丁寧に調理します。
料 金 11500円~
住 所 〒049-0603 北海道檜山郡上ノ国町大崎11-3
電 話 0139-55-1005
FAX 0139-55-1330
最寄駅 上ノ国
アクセス 旧JR上ノ国駅から車またはバスで13分/JR木古内駅から車で60分/函館空港から車で120分
駐車場 有り 10台 無料
投稿件数 29件
★の数 (総合): 2.00
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歴史

武田信廣が築いた“北の山城”の誕生

上ノ国勝山館は15世紀後半、武田信廣(のち蠣崎氏へ連なる人物)が築いた山城。日本海交易・防衛の拠点として機能し、のちに松前氏の基盤を形づくりました。城は土塁・空堀・郭で構成される山城(やまじろ)で、現地には堀や土塁が明瞭に残ります。1977年には「史跡上之国館跡 勝山館」として国の史跡指定。2017年には“続日本100名城”にも選定され、全国の城巡りファンが訪れる地となりました。

アイヌと和人の交流を示す出土品

長期にわたる発掘の結果、中国青磁・白磁や国産陶磁、金属製品など膨大な遺物に加え、アイヌの人々が用いた骨角器が多数出土。和人とアイヌが同じ空間で暮らし、交易した可能性を示す資料として注目されています。中世の“北の都市”の姿が、館跡と直下の町場の関係から見えてきた点も評価が高いポイントです。現地のガイダンス施設ではこの成果を模型・映像で解説しています。

道南十二館と勝山館の位置づけ

勝山館は、道南各地に築かれた“道南十二館”の一角。周辺には花沢館や松前の徳山館など関連史跡が点在し、15〜16世紀の政治・交易ネットワークの中で役割を分担していました。信廣・光廣期には本拠や副城として機能しつつ、海上監視と背後の山地を押さえる要衝性が際立ちます。城郭研究や街道史の視点からも重要で、広域連携の史跡巡りが楽しめます。

コシャマインの戦いと地域史

1457年の“コシャマインの戦い”は、和人とアイヌの大規模衝突として知られ、道南の多くの館が被害を受けました。蠣崎季繁の養子・信廣が鎮圧に関わった伝承は有名で、のちの松前氏台頭にもつながっていきます。勝山館そのものの築城は戦後の15世紀後半ですが、この地域の緊張関係と交易拠点化の流れの中に位置づけられます。

史跡指定と現在の保存

1977年に国史跡指定。以後の発掘・整備で散策路や案内、周辺のガイダンス施設も充実しました。現地は見学自由(ガイダンス施設は開館期間・時間あり)で、無料駐車場も整備。城の“地形そのもの”を読むことができ、城跡の保存と活用が両立した好例です。季節ごとの植生管理や、模型・映像で学べる環境づくりが旅人の理解を深めます。

見どころ

三段構えの郭と空堀・土塁を歩く

勝山館の核心は、等高線に沿って段状に配置された郭群と、それを守る深い空堀と土塁。現地を歩くと、敵の動線を限定する折れや、見張りに適した地形の使い方が実感できます。案内板は要点を押さえており、初心者でも“城の読み方”が分かる構成。はじめに全体図を頭に入れてから歩くと、地形の利点と人の工夫が鮮やかに浮かびます。

日本海×夷王山の大パノラマ

館跡は海と山に挟まれた稜線上。晴天時は日本海の青、背後の夷王山の緑が際立ち、風が抜ける気持ちよさは格別です。夕方の斜光が土塁の陰影を強める時間帯は写真映え抜群。近隣には“北海道夜明けの塔”や展望スポットもあり、ランドスケープ全体で“中世と現代の造形”を味わえます。

勝山館跡ガイダンス施設

館跡のふもとにある解説拠点。200分の1の大型模型とCG映像で、中世都市としての勝山館の姿と生活文化を学べます。続日本100名城のスタンプもこちらに設置(休館時の代替場所あり)。開館は概ね4月中旬〜11月上旬、10:00〜16:00、月曜休(祝日の場合翌日)、入館料大人200円・小中高100円。訪問前に期間を必ず確認しましょう。

旧笹浪家住宅と上ノ國八幡宮

館跡と併せて訪れたい“町場の文化財”。旧笹浪家住宅は19世紀前期の建築で、北海道の現存民家では最古級の重要文化財。向かいには駐車場と公衆トイレも整備されています。上ノ國八幡宮は町の信仰を伝える社で、かつての繁栄を感じさせる雰囲気。歩いて巡れば、城と町の関係が立体的に見えてきます。

江差・松前へ“歴史ドライブ”

勝山館から江差までは車で約30分弱、松前公園(松前城)へは海沿いのソーランラインで約1時間前後。江差では開陽丸記念館やいにしえ街道で北前船の歴史に触れ、松前では日本最後期の和式城郭・松前城の資料館へ。勝山館を“起点”に、道南の歴史を横断する一日旅が完成します。

モデルコース

半日:勝山館+ガイダンスで“中世を速習”

(目安4時間)
湯ノ岱・江差の宿出発 → 勝山館跡(散策60〜90分) → ガイダンス施設(40分) → 上ノ國八幡宮・旧笹浪家住宅(30〜40分) → 道の駅もんじゅで海を眺めつつ休憩。短時間でも“城・町・海”のエッセンスをギュッと凝縮できます。ガイダンスの開館時間に合わせるのがコツ。

1日:上ノ国満喫+江差グルメ

(目安7時間)
午前:勝山館跡散策 → ガイダンス施設 → 上ノ國八幡宮
昼:江差へ移動、いにしえ街道で散策&昼食
午後:開陽丸記念館 → 温泉または宿で休憩。移動が単純で迷いにくく、初めてでも回りやすい王道プラン。

絶景ハイライト+文化財周遊

(目安6時間)
勝山館 → 北海道夜明けの塔(写真おすすめ) → 旧笹浪家住宅(内部見学) → 道の駅もんじゅ(展望&買物) → 夕景の日本海。晴天日ほど満足度が上がる景色主体のコース。

続100名城スタンプ&学びの旅

(目安4〜5時間)
ガイダンス施設でスタンプ&展示 → 勝山館散策マップを入手して歩く(上り・下りルートあり、所要60分前後が目安)→ 休館日に当たる場合は代替設置先も確認を。

ドライブ延長:松前へ“桜と城”の歴史道

(目安8時間)
勝山館 → 江差(開陽丸) → 松前城・松前公園 → 上ノ国へ戻る。春(4〜5月)は松前の桜も視野に、秋は海と紅葉の色コントラストが美しい。海沿いは風が強いので、防寒・防風対策を。

グルメ

上ノ国ワイナリーの“テロワール体験”

湯ノ岱の上ノ国ワイナリーでは、地元産ぶどうのワインを購入・試飲(営業状況による)でき、宿泊者向けBBQプランの設定もあります。旅の一夜に、上ノ国の土壌と気候を感じる一杯を。運転予定がある方は“テイスティング後の移動NG”を徹底しましょう。

料理宿 宮寿司のあわび飯

地元で獲れた魚介に定評のある料理宿。とくに“あわび飯”は名物で、ランチの握りや生ちらしも人気。宿泊なら夕食で海の幸を心ゆくまで。全室オーシャンビューなのも嬉しいポイントです。

江差・いにしえ街道で郷土の味

ニシン文化が色濃く残る江差では、歴史的建物が並ぶ通りで蕎麦や海鮮、甘味まで幅広く楽しめます。散策がてらの昼食は、当時の賑わいを想像しながらどうぞ。

道の駅 上ノ国もんじゅで地場の幸

高台の道の駅“もんじゅ”は展望良好。レストランや売店で地元加工品・海産物を購入できます。ドライブの休憩とお土産調達が一箇所で完結。

松前の海鮮&城下スイーツ

松前公園エリアは桜の季節に屋台や茶屋が並び、海の幸や甘味が充実。城資料館の見学と合わせ、遅めのランチにも便利。

観光情報

基本アクセスと駐車場

勝山館は函館から車で約1時間45分〜2時間。現地は見学自由で、無料駐車場(約20台)あり。公共交通は木古内・函館方面からのバス利用→「上ノ国」周辺下車→登り口まで徒歩数分〜の組み合わせが一般的です。初訪問は車が無難。

ガイダンス施設の開館・料金

開館は概ね4月中旬〜11月上旬、10:00〜16:00、月曜休(祝日の場合は翌日)。入館料は大人200円、小中高100円。続100名城スタンプはここに設置(休館時は教育委員会で対応)。訪問日は公式で最新情報を確認しましょう。

あると便利な持ち物

風が強い土地柄。防風ジャケット、歩きやすい靴、飲み物、帽子や日焼け止めは通年で有効。春〜秋でも朝夕は冷える日があるので、薄手の防寒着が安心。散策マップはガイダンス施設や町の配布物で入手できます。

近隣の文化財と駐車情報

旧笹浪家住宅は重要文化財で内部公開あり。向かいに普通車20台・大型2台の駐車場と公衆トイレが整備。上ノ國八幡宮と合わせて見学動線が取りやすいので、車旅ならセット訪問がおすすめ。

季節の見どころ

春は若葉と残雪の山並み、夏は海風と青空、秋は黄金色の草原、冬は雪化粧の城跡と静寂。晴れた夕方は土塁の影が際立ち、写真の“陰影”が美しく出ます。夜明けの塔や夷王山の景と絡めると、上ノ国らしい一枚に。

まとめ

上ノ国勝山館は、土塁と空堀が雄弁に語る“北の中世”の舞台。アイヌと和人の交流がにじむ出土品、海と山に抱かれた立地、そして模型・映像で学べるガイダンス施設まで、見どころが過不足なく揃っています。ドライブの拠点には、上ノ国ワイナリーや江差の実用派ホテル、海の幸を堪能できる料理宿など用途別の選択肢も充実。江差・松前へ足を伸ばせば、北前船と城下の歴史も一望。ルートと時間配分だけ整えれば、誰でも“濃い一日”が作れます。まずは天気とガイダンス施設の開館日をチェックして、海風に会いに行きましょう。

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